談話室3月

『原子番号1・H』

前号で予告した様に、化学と科学の基礎である「元素」について改めて?談話室で紹介して行きたいと思います。

いの一番。原子番号1・H水素hydrogen・気体・原子量1.008・融点-259.16℃・沸点-252.879℃。無色、無味、無臭で最も軽い気体。最も簡単な原子構造をもち、大気上層部に単体として存在する。化合物としては水をはじめ自然界に広く分布する。液体水素は低温実験用の冷却剤として利用されている。ロケット燃料のほか、自動車用エネルギー源などに利用されている。実験室では亜鉛に塩酸や希硫酸を作用させると得られ、工業的には炭化水素の分解,水の電解などによって造られる。

中学時代の化学実験で、フラスコに金属亜鉛を入れ希硫酸を作用させ、発生した水素を風船に捕集し糸を付けて飛ばした事を思い出す。今考えると怖いことをしていたものだ。水素は、燃えれば水となり環境汚染を生じないことから燃料電池としての活用が期待されている。[K]

参考資料・化学辞典、大辞泉、朝日新聞社メディアビジネス局

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