談話室8月
『万治の石仏』
万治3年(1660年)諏訪大社下社春宮に、藩主が大鳥居を奉納する時の話です。
石工が石材にノミを打ち込むと、打ち所から血が流れ出し、石工は家へ帰ってしまった。その夜、石工の夢枕に「良い石材が有る」と告げられ、お告げ通り良材が見つかり、
立派な鳥居が出来たそうです。この不思議な経験をした石工達は、血が出た石を刻み、仕上げた仏様が「万治の石仏」。
万は(よろず)・治は(おさめる)全てを鎮めるご利益だそうです。こんなご時世故か、参拝者が増えて来たそうです。不安な事が続きます。
大きな石仏でも可愛いアマビエ妖怪でも、辛い心を笑顔にしてくれたら嬉しいですね。〔H〕
最近のコメント