談話室7月号

『シリーズ・原子番号8・

原子番号8・O・酸素Oxygen・原子量 15.999・非金属元素の一種。融点-218.8℃、沸点-182.96℃。

無色、無味、無臭の気体、地球上で最も多量に存在する元素。通常単体は二原子分子 O2 として存在するが,同素体としてオゾン O3 が知られている。

空気中に容量として約5分の1含まれているほか、一般に水、種々の酸化物など化合物の形で存在する。

工業的な製法としては液体空気の分留、水の電気分解があり、実験室的には過酸化水素水を二酸化マンガンで分解するか、

塩素酸カリウムと二酸化マンガンの混合物を加熱する方法などが用いられる。生物の呼吸に関係し、各種燃料の燃焼に不可欠。

高圧にしてボンベに入れ、用途としては酸水素炎、酸素アセチレン炎として金属の溶接、切断に用いられ、医療用として酸素吸入などに用いられる。

酸素は、生物が生きていく為には無くてはならない元素であるがその存在を意識したことはない。

空気を汚すのも、きれいに保つのも我々人間である。自然に恵まれ、空気の綺麗な信州から酸素の重要性を世界に伝えて行きたい。

参考資料・化学辞典、大辞泉、朝日新聞社メディアビジネス局 〔K〕

 

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